病理とビジネスリサーチの差
フラジャイルという漫画をご存知でしょうか。
先日まで、ドラマもやっていました。
病理という検査を専門にする医療担当者が主人公のはなしで、臨床の医師たちに
病気の原因を検査し、その結果を伝えるおはなし。
結構私達の今の仕事が、社内のデータコンサルティングチームなので結構似ているなぁと思っていたのですが。
2巻では、臨床医が救命なら6割当たっていればいいだろうという問いに、病理チームは10割間違いない結果を出しますと言い切るシーンを見て、
「あー、やっぱりうちらとは違うなぁ」としみじみ思ったのでした。
その理由として
①我々の使っているデータは1次データではなく、2次データであること。
(検査のためのデータではなく、別のデータから推測するもの)
②必ずしも同じケースがたくさんあるわけではない(毎回、行っていることが変わっていくため)ので、ケース的に絶対ではない
③ビジネスは時間との勝負が強いので、結果が出るまでじっくり検証しつづけることはできない
と言った点があります。
そこで、今あるデータから最も有り得そうな仮説を考え、
それをロジカルに検証していくというアプローチで最も正しそうな結果を探すことになるのでした。